デート相手募集

2024年8月の終わり、親戚が母の弔問のため我が家を訪れた。

主役は父なので、私はおとなしくしていたのだが、突如いとこに「直也君ええ人おらんのかね?防府に立派な家もあって、料理も上手やし、頭もええ直也君ならきっといい人が見つかるよ」と言われる。今時はアプリでお相手を見つけるのが普通だとか、親族で50歳で結婚した人がいるなどと、さんざん言われる。

つい勢いに負けて「じゃ、婚活アプリにでも登録してみようかと思います」と言ってしまった。

私は嘘をつくのは嫌いだ。また、言ってしまった以上、実行せねばならないと思っている。信用に関わるからだ。

また、9月の終わり父と大阪に伯父の弔いに行ったのだが、新大阪駅の待合室で父に「できればお前にも結婚してもらいたいと思っている」と言われた。

しかし、アプリも相談所も無理である。そこまで手間も時間もお金もかけられない。相談所は収入の面で登録すら難しいだろう。しかし、いとことの約束は守らねばならぬし、父の要望も少しは聞かねばならぬ。そこで、自社のホームページでデート相手を募集することにした。これならば今すぐ、しかもタダでできる。タダでできることすらしないのは、いかがなものかと思った。

ただし、私は貧乏なので、金は持っていない。素寒貧である。お金目当ての人はお互い不幸になるので、最初から関わらないで欲しい。また、宗教も不要であるし、金融商品やねずみ講や高級なアクセサリーの勧誘をしても無駄である。支払い能力は無いので、そういう邪な目的の人は私には近寄らないで欲しい。

とりあえずデートしよう。下記にデート案を考えた。デートといっても私が「昼食においしいものを食べたい」とか「乗り物に乗りたい」とかそういう希望を列挙しただけであり、ムードは考慮できない。「相手の喜びそうなことを考える機能」は私には備わっていない。「こんな旅面白いはずないじゃん」と思った方は、私とは「ご縁」が無いと思ってもらって結構だし連絡しなくてよい。面白いデートプランを提案してもらってもよい。ただ、「公演」(劇とか映画とか音楽のコンサート)はご遠慮願いたい。

特殊な業界でそこそこ高度な教育を受けた人でないと、私と話なんて通じないと思うけれど、別に一度会うだけでもいいじゃないか、と思う。私は独身でも全然構わないんだ。結婚は人生の「目的ではない」。

私とデートしたいと思う奇特な人はいないと思うけれど、もしいたら連絡してください。

1. 岩国寿司食い倒れ
錦帯橋のすぐそばに観光客目当ての飲食店がいっぱいあり、大体「岩国寿司」という押しずしが食べられる。一見どこで食べても味が同じように見えるのだが、微妙に味が違い、不思議とおいしい店とおいしくない店に分かれる。できればおいしい店で食べたいが、行ったことの無い店で食べるとおいしくない可能性もある。味の違いを楽しむのが目的である。

2. 下関唐戸市場
私は行ったことが無いのだが、おいしいご飯が食べられそうな気がする。

3. 下関瓦そば
昔川棚温泉で瓦そばを食べたことがあり、すごくおいしかった。また本場の瓦ぞばが食べたい。

4. 角島でうに丼
行ったことが無いので行ってみたい。高いウニがびっしり乗ったうに丼が有名らしい。ここは鉄道の本数が少ない(ほぼ無い)ので、自動車でないと行けない。私は車の運転はできないので、自動車で連れっていってもらわないとならない。ちょっと難易度は高い。

5. いちご狩り
近所にいちご農園があり、いちご狩りをやっているところがある。これは父と行くことになると思う。

6. リンゴ狩り
ちょっと防府からだと遠いが、徳佐の鍋倉あたりにりんご園がいっぱいある。ここら辺の農場でリンゴ狩りを一度やってみたい。ここも自動車で行くべきところかもしれない。

7. 工場の夜景クルーズ
夜景ツアー
徳山から船に乗って夜景を見る船のツアーがあるらしい。もちろん乗ったことなど無い。小さい船に揺られたら私は絶対船酔いすると思うが、旅は楽しいことばかりではないし、失敗も経験のうちである。私の介抱ををするだけになるかもしれない。動画を撮影するのは気楽な稼業ではないことを実感するだろう。現実は厳しい。

8. 福山城リベンジ
別に福山城に興味があるわけではないが、9/30に福山城に行ったら休館日で入れず、動画撮影が出来なかったことが心残りである。

9. 錦町トロッコ
とことこトレイン
旧岩日線の未成線区間にトロッコ列車が走っている。錦町へは錦川鉄道という鉄道があるにはあるが、本数も少なく防府からだとアクセスも良くないので、車で行くべきところだろう。防府から見ると錦町なんて、県内なのに外国のように遠い場所に見える。

10. 大人の社会派ツアー産業観光バスツアー
産業観光 こんなのもある。宇部や小野田の工場見学とか、宇部興産専用道路とか、面白そうである。ただ、私企業の内部は撮影させてもらえるのかどうか分からない。旅を楽しむついでに、動画を撮影して小銭を稼ぐのが正しいYouTuberなので、撮影できなかったら意味がない。旅行代金も高い。それに今年のツアーはほとんど終わってしまっていて、実質もう行けない。13章とか面白そうだと思った。
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